珍味!亀の手!!
先日僕がダンスの振付を行っているチームの方から「亀の手」という珍味があるから少し分けてあげますよ!
ってことで得体のしれない亀の手をいただきました。
こちらの調理方法とか味とかレポートしたいと思います!!
ってか「亀の手」って・・・
亀の・・・
手・・・??
恐怖しかありません。
オススメいただいた方からは美味しいから!!美味しいから!!と
激推しいただいたのできっと美味しいんでしょうが名前だけ聞くと恐怖しかありません。
レッスンの後その方の自宅まで行き、
冷凍されているその亀の手とやらをいただきました。
・・・き、きもい笑
この形、昭和の世代の男性なら見覚えがあるかもしれません。
そう、
ズゴックです。
ズゴックの爪です。
水陸両用MSです。
この爪で何体もモビルスーツを撃破してきました。
それを食材としていただくのです。
ズゴックの爪に犠牲になったジムに哀悼の意を評し全ての食材に感謝をして、
いただきましょう。
調理方法
とっても簡単。
①水洗いしましょう。
この得体の知れない物、何が付いているかわかりません。
これでもかというくらい洗いましょう。何かぽろぽろ落ちました。安心。
②沸騰した鍋に塩を適当に振ります。
男の料理なんで。
その中にどーん!!
5分〜10分くらいぐつぐつ煮ます。
待ってる時暇なのでちょこちょこ混ぜてみます。
ちなみにこの時の気持ちは毒リンゴを作っている魔女です。
え・・・??
え、え、、やばくない??
ほんとに毒リンゴ的な雰囲気だしてきたよ??
この茶色いのは灰汁??
ちょっと匂いを嗅いでみましょう。
すーっ(匂いを嗅いでいます)
・
・・
・・・
ん??
(いいかほり)
磯のいい香りが漂ってきます。
そのいい香りと見た目のギャップでもうわけがわからない。
なんでしょう。
麦茶と思って飲んでみたらそばつゆだった、少年時代を思い出します。
③ボウルに移し冷やします。
熱いからね。
ズゴックと握手しましょう。
この茶色いところ、ぶよぶよしてます。
④茶色いところを剥きましょう。
剥くのに何か器具がいるのかもしれませんが、それは男の料理です。
手です。
亀の手なんで手でね、剥いちゃいましょう。
対等の勝負です。男とモビルスーツの真剣勝負。
すると・・・
・・・。
多分10人が10人同じ気持ちなことでしょう。
きもい。
でもこの剥いたら出てきたこの部分が美味いみたいです。
それでは・・・・
実食!!
ぱっくり。
もぐもぐ
もぐもぐ
(ん・・・??)
もぐもぐ
もぐもぐ
・
・・
・・・
ヾ(@^▽^@)ノ
美味い!!
なんだこれ。
めちゃめちゃ美味いじゃないですか!!
食感は貝です。
味も貝です。
つまりは貝です。
でも味に豊潤な磯感というか、なんか海辺に佇む絶対ハズレのないだろう定食屋で食べてるような、そんな味です。
熱燗がとっても合います。
お酒あまり飲めないんですけどね。
剥く時になんか液体がぴっと顔に飛びましたが気にしません。
むしろご褒美です。磯の味がします。
調べてみました
あまりに得体の知れないので調べてみました。
こんな感じに生えています(生きています?)。
恐竜の背びれにしか見えない笑
・どこに生息しているの?
北海道南西部からマレー諸島まで
→けっこうどこにでもいるみたいです。テトラポットの隙間とか。
ただしあまりメジャーな食べ物ではないのでなかなか見つけにくいかもしれませんね。メジャーに生息している割にはマイナーな食べ物ってあたり、この見た目からなんとなく理解できますね笑
九州・四国だと本州よりも一般的に流通しているそうです。
・何科?
甲殻類ミョウガカイ科
→特に知らなくてもいいです。でも「甲殻類」なんですね。
・名前の由来は?
見た目が亀の手に似ているから
→まぁ「ズゴックの手」と名付けられるよりかはいいでしょう。
命名者がガンダムヲタじゃなくてよかった。
別名としてタカノツメ、セイ貝とも呼ぶそうです。
スペインでも食されておりスペイン語では「ペルセべス」と読みます。
「ペルセウス」みたいでカッコイイですね。
・食べ方は?
塩茹で、酒蒸し、味噌汁
→味噌汁いいですね!磯の香りも相まってあら汁みたいな感じで食欲をそそりそうです。
・どんな栄養が含まれているの?
コハク酸が豊富。
→コハク酸とは疲労回復・滋養強壮・がん細胞の抑制に効果があります。
・個人的には?
めちゃめちゃオススメ!!
見た目のマイナス?さえ我慢してしまえば、ね。
・ちょっと気になっちゃったあなた!!
通販で買えますよ!
なんかリンク貼れなかったんで申し訳ないですが楽天では確認しました!
ご興味あれば是非一度ご賞味ください!
ちなみに
この亀の手を模したポケモンがいるそうです笑