注意力に注意しよう
ずっと前に観たネットニュースの記事についてです。
TEDなのですが
元スリ師現コンサルタント(2015年現在)であるアポロ・ロビンズ氏
この方は「世界一のスリ師」と呼ばれている方です
下記リンクの動画を御覧ください
この動画何回見ても結末がわかりません笑
なんのこっちゃと思われた方は是非動画を見てみてください。
見ましたか??
こちらの男性いとも簡単に時計やらポケットの中のお金やら盗られています
この方がお年を召しているからでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがそうゆうことではありません
側から見ると滑稽に見えるかもしれませんがこれは誰にでも当てはまることです
僕はこの動画を見て人間はとても不完全だということを思い知らされました
だからスリには気をつけましょうね
ということを言いたいのではありませんよ笑
スリに遭遇しない方法として様々なサイトで大事な物は肌身離さずとか対処法がありますがそうゆうレベルの話ではありません
これは恐らく詐欺師も同じような手口を使うケースもあるでしょう
詐欺師は総じてロビンス氏のように早口です
矢継ぎ早に言葉を投げかけ大量の情報を相手にインプットさせます
その中で不意に質問をし相手の思考を一時的に停止させます
その流れで相手を詐欺に嵌めるのかもしれませんね
そうゆうケースに遭遇したことはありませんが
さて
人間が外界から情報を得る方法は
「見る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」「食べる」の五感です
そしてその割合は均等ではありません
もっとも情報を得る割合が多いのは「視覚」で
これは人間が得る全情報の8割以上を占めると言われています
次に「聴覚」が1割
そして「触る」「嗅ぐ」「食べる」で1割です
この割合は常に変化し
TEDなど公演などは基本的には「聞く」ことがメインになるので聴覚が主な情報を得る手段になります
身近なところで至極簡単なところで言うと
皆さんがよく使う言葉「集中する」は5感のどれか1つないし2つを選択し他の3つ4つを意識しないということです
意識していなくても情報は入ってきていますがそれらをシャットダウンしていることになります
例えば誰か友人が
「読書に集中する」とは視覚(文字を読む)
「勉強に集中する」とは視覚と触覚(問題を解く、書いて覚えるなど)
「食事に集中する」とは味覚(味を堪能する)
という状態があるとします
それらの最中にふと「今日朝ごはん何食べた??」と質問をしてみましょう
その間友人は記憶を遡り朝食の内容を探し始めます
その一瞬ほんとに一瞬ですが人は無防備になるということです
動画の中では「フランク」という情報処理の司令塔が存在しています
そのフランクの注意力を逸らすということです
この動画ではロビンス氏が矢継ぎ早に話しかける言葉(聴覚)や
ふいに肩に置かれるコイン(触覚)など
様々な刺激を与えておいてフランクに大量の情報を入れておいて合間合間に不意に質問をします
フランクは頭の中でロビンス氏の言葉や触られたところから瞬時に得た大量の情報の中から回答を探し始め一瞬意識が内側を向きます
その一瞬の間にロビンス氏は様々なものを盗んでいます
だから何が言いたいのかってところですが
人間は不完全だということ
人間は無防備だということ
人間の注意力は曖昧だということ
まずこれを認識することだと思います
そして日々様々な情報が意識無意識関係なく頭の中に入り込んできます
その中には必要な情報不必要な情報も紛れ込んでいます
全てを認識して反応することは不可能です
フランクが過労死してしまいます笑
大事なことは自分にはどの情報が必要かということを常日頃意識しそれ以外は排除することなのかもしれません
情報が入ると選択しなければなりませんからその選択回数を減らしフランクに余裕を持たせることが鍵なのかもしれませんね