All the world's a stage

人生は舞台。自分の舞台の主役は自分。

名前を付けるということ

○○系男子(女子)

という話

 

先日自宅で宅飲みをしました

寒いしさ

鍋でも囲みながら

缶ビールとか飲みながらすごくしょーもない話で盛り上がるわけ

 

ある時ある友人が僕の本棚を見て一言。

 

意識高い系だな」って

  

・・・

 

・・

 

心の声:

うるせーよこのMother F××ker!!

 実際:

「ははっ、そ、そーだね(;A´▽`A

 

 

この「○○系(男子/女子)」

という言葉について考えてみました

 

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①ストレス軽減効果

 

いきなり「え?」って感じですけど

 

心理学的に何かしらのストレスを軽減させる効果が見込める1つの方法で

『その現象に名前をつける』

というものがあります

 

例えば

朝仕事行こうとしたらなんか頭痛がする吐き気がするお腹痛くなる

とか

 

え?私病気?

え?何々これやばくない?

不安不安ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

 

って頭の中がその「得体の知れない体の何か」のことでいっぱいになります

 

こうゆう現象に

「仕事行きたくない病」

「7時病」※出社時刻が7時だったとして

と名前をつける

 

すると自分の中で

『仕事行こうとすると「仕事行きたくない病・7時病」が出る』

という理解が頭の中に生まれる

 

すると少し冷静になれたりする

根本的な解決にはもちろんならないけど

冷静になると次の行動に移りやすくなるよね

 

それは

「じゃあ転職しよう」なのか

「仕事を仕事と思わないようにしよう」なのか

「それでも頑張って仕事に行こう」なのか

「次の休日にちょっと今後について考えてみよう」なのか

わからないけれど

 

名前をつけることによってその状況を客観的に・俯瞰的に見れるようになるわけです

 

他には対人関係だと

会社の上司のA部長がつまらんギャグばかり言って場が凍りついて嫌だわ

→「A部長ザワールド」

 

Bさん何でもかんでも力技で解決しようとするからなんか嫌だわ

→「Bロードローラー

 

Cの歌声声量ありすぎて耳が痛い

→「エコーズact.C」

 

とか

無理やりジョジョのスタンドに近づけてみたよ

 

名前のつけ方なんかはすごくどーでも良くて

じゃあこれは「A」

これは「B」

これは「C」

とかでもいい

 

つまり名前をつけることによって「少し安心できる」効果がある

 

ということです 

 

②世間的なイメージ

 

じゃあ○○系(男子/女子)に戻ります

○○系(男子/女子)の最たるものは

「草食系男子」

この言葉はコラムニストの深澤さんが付けた名前です

 

この言葉からどのようなイメージを持ちますか?

 

多分9割以上の人は

 

「消極的」とか

「ゆとり」とか

「軟弱」とか

 

ネガティブなイメージの回答が多そう

 

命名者の深澤さんはそのような意味で付けたわけではないけれど

実際マスコミや広告代理店などの表現によってネガティヴフレーズになり広まった

 

それ以降自然発生的に「○○系(男子/女子)」として生まれた言葉のほとんどは

ネガティヴな意味で使われるようになった

 

これも①の得体の知れないものに名前を付けることによって得体の知れるものして、

言わば自分の範疇に収めるわけです

 

ーーーーー

 

ってことで①と②から、

宅飲みで友人が言った

 

意識高い系だな」ってフレーズは

 

本棚にズラリ並んでいる自己啓発の本を見て

「こいつ難しい本ばっか読んでいて

なんか違う雰囲気(①)出してるな

ちょっとからかってやろう(②)」

って思って言ったんじゃないかな

 

ちょっと書いててムカついてきた笑

 

 

ちなみに

僕の本棚には

 などなどいわゆる「自己啓発」に関する名著がずらりと並んでて

女の子とか家に来た時に

 

「難しい本ばっかり読んでてカッコイイ!( *¯ ³¯*)♡ㄘゅ

ってなる淡い期待からそうしたんだけどね

 

効果は未だなしさ

 

以上!!